CD-11
コーカサス
Caucasus



01 ウースカ・グーカス [ Ooska Gookas ]
 Tom Bozigian 氏が日本に伝えたアルメニアの踊りです。小指で肩の高さに連手したオープン・サークルで踊ります。

02 トイ・ネルジー [ Toi Nergis ]
 アルメニアの踊りです。非常に簡単な踊りですので、初心者に適しています。日本語で歌われている音楽もありますので、昔は人気があったのかも知れませんが、今ではあまり踊られていないため、復活を願って選曲しました。
 歌入りの曲を選びましたが、少々音が悪いです。

03 セパスティア・バール [ Sepastia Bar ]
 アルメニアの踊りです。セパスティアとは、現在、シヴァスといわれている東トルコの町の旧名です。
 2/4 拍子、小指によるWポジションのオープン・サークルで踊ります。

04 セブ・アヘローフ・アフチーク [ Sev Acherov Aghcheek ]
 踊り方の例(動画)。
 「黒い瞳の少女」の意味です。イェレヴァン地方の踊りです。
 Tom Bozigian 氏が日本に伝えたアルメニアの踊りです。2/4 拍子で、小指で肩の高さに連手したミックス・ラインの踊りです。

05 インチ・イマナイー [ Eench Eemanaee ]
 Tom Bozigian 氏が日本に伝えたアルメニアの踊りで、アルメニアン・ミシルーとも呼ばれます。4/4拍子、肩の高さに小指で連手したミックス・オープン・サークルの踊りです。

06 ガルーン [ Garoon ]
 踊り方の例(動画)。音楽(音楽)。「春」の意味です。
 Tom Bozigian 氏が日本に伝えたアルメニアの踊りです。2/4 拍子で、小指でやや肩よりも高い場所で連手したオープン・サークルの踊りです。

07 ニノ [ Nino ]
 アルメニアの踊りです。

08 パプリ [ Papouri ]
 アルメニアの踊りです。
 2/4 、6/8 拍子、Tポジションのラインで踊ります。

09 パパックネルー・パー [ Papakhnerov Par ]
 Tom Bozigian 氏が日本に伝えたアルメニアの踊りです。2/4 拍子で、Tポジションのミックス・クローズド・サークルで踊ります。

10 カファン・ウェディング・ダンス [ Kafan Wedding Dance ] [ Ghapanee Harsaneekee Par ]
 Tom Bozigian 氏が日本に伝えたアルメニアの踊りです。2/4 拍子で、肩の高さに連手したミックス・ラインで踊ります。

11 アスーリス [ Assoulis ]
 踊り方の例(動画)。
 アルメニアの踊りです。2/4 拍子、Wポジションのオープン・サークルで踊ります。

12 アハチークネルー・パー [ Aghcheekneroo Par ]
 Tom Bozigian 氏が日本に伝えたアルメニアの女性の踊りです。リズムは6/4拍子のサークル・ダンスです。

13 ティーン [ Teen ]
 Tom Bozigian 氏が日本に伝えたアルメニアの踊りです。2/4 拍子の肘を曲げたフィンガー・インターロック・ホールドのラインで踊ります。クルド系のハライの踊りです。

14 ジョ・ジョン [ Jo Jon ]
 アルメニア北部のスピータック地方の踊りです。
 Tom Bozigian 氏が日本に伝えたアルメニアの踊りです。「リズミカルに」の意味です。
 2/4 拍子、Tポジションのラインで精力的に踊ります。

15 タンザラ [ Tamzara ]
 踊り方の例(動画)、(動画2)、(動画3)。
 タンザラとは、男性の名前ですが、ここでいうタンザラとは、アルメニアの英雄であるタムズ・アラ [ Tamuz-Ara ] を表している様です。
 アルメニアのライン・ダンスです。タンザラ [ Tamzara 、Tanzara 、Tamsara ] は、アナトリア原産のチェーン・ダンスで、アルメニア、アッシリア、トルコ、ギリシャなどで踊られています。伝承の過程でわずかに異なるステップと音楽が多く生まれ、多数のヴァリェーションが踊られるようになりました。

16 タンザラ・ポンプリーグ [ Tamzara Pompooreeg ]
 Tom Bozigian 氏が日本に伝えたアルメニアのライン・ダンスです。タンザラは9/8 拍子、ポンプリーグは2/4、6/8 拍子で踊ります。

17 レスギンカ 1 [ Lezginka ]
 踊り方の例(動画)。
 グルジアの踊りです。2/4 拍子のカップル・ダンスですが、男女は接触しません。

18 レスギンカ 2 [ Lezginka ]
 グルジアの踊りです。

19 アラギョズ [ Alagoz ]
 3/4 拍子、小指のWポジション、シングル・サークルで踊られます。女性の踊りとして踊られているサークルもありますが、本来はカップル・ダンスですので、男女交互でサークルを作ります。
 アゼルバイジャンの踊りです。日本には、エルジュメント・クルチ氏 [ Ercument Kilic ] が伝えました。

20 シェイ・シャミル [ Seyh Samil ]
 踊り方の例(動画)。
 アゼルバイジャンの2/4 拍子のカップル・ダンスで、グルジアのレスギンカと同様の踊りです。日本には、エルジュメント・クルチ氏 [ Ercument Kilic ] が伝えました。
 パーティーなどでは、あまり前奏の踊りはされていませんが、前踊りには、この踊りのバック・グラウンドを語るものがあります。女性は前進し、右膝を立て、左膝を床につけます。腕を胸前で開き、顔の高さで左右に開きます。男性は女性の後を追いかけ、走り寄り、女性の左横に右足でリープして立ち、左足トーを右足のそばにタッチ、右手のナイフで女性を殺そうとするけれどそれが出来ず立ち尽くします・・・。そのポーズの後本踊りが始まります。
 この背景とは、戦争によって他国に侵入されそうになり、妻が、「他国の民族に盗られるくらいなら、いっそ私を殺して下さい」と夫に望み、夫がそれを実行しようとするけれど、そんなことが出来るはずがない・・、というジレンマを表現しています。もし、デモで踊る場合は表現されるといいと思います。
 踊りは、コーカサス特有のポジションによって踊られます。男女とも両手を胸の高さに上げ、片方の手を横に伸ばし、もう片方を肘を曲げて胸の前にホールドします。男性は短剣を握る様にコブシを作り、女性は中指と薬指をくっつけて、人差し指と小指をそれに垂直になるように立てます。そして、親指は中指、薬指と平行になるようにします。
 色々とシェイ・シャミルの音楽はありますが、やはりエルジュメント紹介の曲がピカイチですね。