CD-13
ヨーロッパ-2
Europe-2




01 ホレホロンスキー・チャルダッシュ [ Horehronsky Chardas ]
 スロバキア、ホロン渓谷の女性舞踊です。カリチカに近い踊りです。
 スロバキアは、長い間ハンガリーの支配下に置かれていたため、その民族舞踊はハンガリーのものときわめてよく似ています。
 4/4 拍子、Vポジション、オープン・サークルの踊りです。

02 ネ・フェリ・ラニヨム [ Ne Felj Lanyom ]
 踊り方の例(動画)。
 ハンガリーの踊りです。「娘よ、怖がらないで」の意味ですが、嫁に出ていく娘に対する母親からの言葉かけの様です。
 4/4 拍子、Vポジションのシングル・サークルで踊ります。

03 クルチャルダッシュ [ Korcsardas ]
 ハンガリーのカップル・ダンスです。
 チャルダッシュは19世紀に入ってから踊り始められた踊りで、ハンガリーの踊りの中では最も新しいのですが、今ではハンガリーを代表する踊りになっています。
 チャルダッシュの語源が居酒屋(チャルダ)であることから推測できるように、気の合ったカップルが気分のおもむくままに即興で踊るのが本来の姿であり、フィギュアもステップも固定したものはありません。
 ただ、音楽の構成は一定していて、ロッシューと呼ばれるテンポの比較的遅い部分のあとに、テンポの速いフリッシュという部分がきます。フリッシュでは、普通2人が組んで回転します。
 チャルダッシュは、踊りの名であり、曲の名でもありますが、その他にステップ・クローズというステップも表わしています。
 クルとはサークルのことですので、「サークル・チャルダッシュ」の意味です。簡単な構成ですが、チャルダッシュ、リダ、男性のボカソー、女性の回転というチャルダッシュらしい踊りです。
 昔は、歌入りのクルチャルダッシュを持っていたのですが、今は失ってしまいました。でも、歌なしのこの曲もいい感じです。

04 ショモジー・コリカーゾー [ Somogyi Karikazo ]
 南ハンガリー・ショモジー地方の女性の輪舞です。
 2/4 拍子、右手上のフロント・バスケット・ホールドのクローズド・サークルの踊りです。ステップはチャルダッシュと同様で、ステップ・クローズ(チャルダッシュ)、リダ、ティフィローで踊ります。

05 カロチャイ・ウグローシュ [ Kalocsai Ugros ]
 ハンガリーの踊りです。「カロチャ地方の跳躍する踊り」の意味です。2/4 拍子のカップル・ダンスです。

06 ドードレブスカ・ポルカ [ Doudlebska Polka ]
 チェコの踊りです(動画)。
 ドードレブスカとは、ダブルのことで、踊りの中で拍手を2つすることからこの名があります・・というのは、ちょっと怪しい説の様で、実際はボヘミアのドードレビイ [ Doudleby ] 地方の踊りの意味とする方が有力ですね。
 2/4 拍子のカップル・ダンスです。
 非常に楽しいポルカの踊りです。ドイツのシュターン・ポルカと酷似していますので、昔は広範囲で踊られていた踊りだと言えます。日本のFD界でもよく踊られています。

07 フラーン [ Hulan ]
 チェコの踊りです。イツカ・ボヌショヴァ女氏+ヤン・プンプル氏によって紹介された踊りです。フラーンとは、「軽騎兵」のことで、東ボヘミアの古い民謡です。歌の内容は、「少女が愛する兵士に銀の指輪をプレゼントした。兵士は戦場へ出かけ、少女は一人になってしまった・・」という意味です。
 踊りは最初3/4 拍子のソウセツカから始まり、4/4 拍子のスロー・ポルカ、2/4 拍子のポルカへの踊りと変化します。ソウセツカでは情緒たっぷりに踊り、ポルカでは楽しさを表現できたらいいですね。

08 アダのクヤヴィアク #1 [ Ada's Kujawiak #1 ]
 踊り方の例(動画)。
 ポーランドのナショナル・ダンスのクヤヴィアクという踊りです。この踊りは日本でもお馴染みのアダ女史による紹介です。
 クヤヴィアクとは、クヤビ地方のスローテンポの3/4拍子の踊りで、比較的近代(19世紀)に生まれました。ステップを見るとやさしく感じますが、情熱を秘めた上品さ、なめらかに流れるような動きなどの特徴を修得しなければクヤビアクを踊ったことにはなりません。元来、恋人同士の踊りとも言われています。
 この踊りの中で男性が左足の太ももを左手で叩くのは、組んでターンをしないことを女性に伝える合図だと聞きましたが、この踊りで組んだターンをしているのをほとんど見たことがありません。講習を受けた時に指導者が見せて下さいましたが、完全に忘れてしまいました…。

09 アダのクヤヴィアク #3 [ Ada's Kujawiak #3 ]
 ポーランドのナショナル・ダンスのクヤヴィアクという踊りです。この踊りは日本でもお馴染みのアダ女史による紹介です。アダのクヤヴィアクは、#1〜#4 がありますが、日本では、#1、#3 が踊られています。

10 アダのヴァルチク・ルベルスキー [ Ada's Walczyk Lubelski ]
 ポーランドの踊りです。意味は、「アダさんによるルブリン・ワルツ」です。ルブリン・ワルツは多数ありますが、この踊りは日本でもお馴染みのアダ女史による紹介です。パートは7つあって一見難しそうに見えますが、踊ってみると割とすんなり踊れます。スリーピング・ホールドがユニークですね。

11 ヴルヴレフスキーのクヤヴィアク [ Wroblewski's Kujawiak ]
 ポーランドのナショナル・ダンスです。

12 ベスデモルス・ヴァルス [ Bedstemors Vals ]
 デンマークの3拍子の踊りです。「おばあちゃんのワルツ」という意味がありますが、おばあちゃん用のワルツという意味ではなく、おばあちゃんに教わったワルツ、またはおばあちゃんが踊っていたワルツだと思います。
 北ヨーロッパは激しい踊りが多いと言われますが、この踊りはゆっくりとした優雅な踊りです。音楽が美しく、踊りも見やすいので、一般人向けのデモ・ダンスに最適だと言えます。

13 ハンボ [ Hambo ]
 スウェーデンの踊りです。
 3拍子のカップルでの回転舞踊です。ポルスカの中でもっとも有名なものがハンボ・ポルスカです。ハンボの名は、ドイツのハンブルクの訛りだと言われています。
 スウェーデンの首都ストックホルムで踊られるハンボはゆっくりとした滑らかな室内用で、田園地域で踊られているものは、激しく、テンポの速いものです。

14 ハンボ [ Hambo Efter Ivar Damgard ]
 スウェーデンの踊りです。

15 ハンボ [ Hambo Efter Sven Hogstrom ]
 スウェーデンの踊りです。

16 ハンボ [ Olles Hambo ]
 スウェーデンの踊りです。

17 スヌーア [ Noa Snua ]
 スノーアとも。タイトルの意味は、「ピヴォット・ダンス」です。
 スウェーデンのカップル・ダンスです。2拍子系、ウォーキングとピヴォット・ターンを踊り手が選んで踊ります。

18 ショーティス・フロム・イードレ [ Schottis From Idre ]
 踊り方の例(動画)。
 4/4 拍子、スウェーデンのイードレ地方の踊りです。本来は構成の決まった踊りではなく、踊り手がフュギュアを自由に選んで踊ります。

19 スウェディッシュ・ショーティス [ Swedish Schottische ]
 踊り方の例(動画)、(動画2)。
 スウェーデンのショーティッシュの踊りです。他国のものと同様にショーティッシュ+ステップ・ホップの踊りで、沢山のフュギュアから踊り手がフュギュアを選んで踊ります。

20 スイス・チェンジング・ダンス [ Swiss Changing Dance ]
 スイスの踊りです。