CD-19
メキシコ
Mexico



01 アシュル・シェロ [ Azul Cielo ]
 「青い空」の意味です。
 4/4 拍子、カップル・ダンスです。
 スローとクイックの組み合わせによるグレープ・バインが何度も出てくる4/4拍子の踊りです。

02 コリード [ Corrido ]
 4/4 拍子、カップル・ダンスです。
 「物語風の歌」のことですので、たくさんのコリードがあります。

03 エヴァンヘリーナ [ Evangellina ]
 踊り方の例(動画)。
 北部のヌエボレオン地方の2/4 拍子のポルカ [ Polca ] です。メレンゲという特殊なステップが出てきます。

04 ラ・アデリータ [ La Adelita ]

05 ラ・カプスラ [ La Capsula ]
 踊り方の例(動画)。
 2/4 拍子のポルカの踊りです。メキシコ北部の踊りで、カプスラとは、「カプセル、豆のさや」の意味です。

06 ラ・クカラチャ [ La Cucaracha ]
 踊り方の例(動画)。
 クカラチャとは、「ごきぶり」のことで、戦場へ行く民兵のあとを鍋釜下げて女性たちがゾロゾロついていった様子を表わしているそうです。歌は、「クカラッチャ、クカラッチャ、もう歩けないよ、だってタバコが切れたんだもの・・」という意味の様です。
 ここでは、歌入りのクカラチャを選びました。

07 ラ・レドーヴァ [ La Redova ]
 北メキシコの6/8 拍子、カップル・ダンスです。ショーティッシュ・ステップがベースになっている踊りです。

08 ラス・マナニータス [ Las Mananitas ]
 4/4拍子、ショーティッシュの踊りで、ミクサーのある楽しい踊りです。

09 マズルカ・メキシカーナ [ Mazurka Mexicana ]

10 メキシカン・ショーティッシュ [ Mexican Schottis ]

11 メキシカン・ヴァルソビアナ [ Mexican Varsoviana ]
 2/4 (ツーステップ)、3/4(マズルカ)拍子の踊りです。
 ヴァルソビアとは、ラテン語で「ワルシャワ」のことです。ポーランドの首都ワルシャワです。
 1850年頃ワルシャワで流行し、後にフランスを中心に大流行した踊りにヴァルソビンヌというダンスがありました。意味は、「ワルシャワ舞踊」です。ステップがマズルカのため、この名がついたのだと思います。マズルカはポーランド発祥の踊りだからです。この踊りの中に出てくるポジションが、ヴァルソビアナ・ポジションです。それは、ポロネーズの第二ポジションの右手を女性の右肩の上で取り合ったポジションです。
 そのヴァルソビアナが、海を渡ってアメリカやメキシコでも踊られるようになった様ですね。

12 サンタ・リタ [ Santa Rita ]
 踊り方の例(動画)。(動画2)。
 北部のチワワ地方の元気のいいポルカの踊りです。

13 トーロス・エン・サンファン [ Toros En San Juan ]
 2/4 拍子のカップル・ダンスです。意味は、「サン・ファン地方の闘牛」で、曲はラ・カカワタを使います。
 2003年の日連講習会では、ピヴォット・ターンの前は、マヌーバ風に回りこまないようにとの指示があったそうですね。

14 ティエンポス・アケヨス [ Tiempos Aquellos ]

15 モサイコ・メキシカーノ [ Mosaico Mexicano ]
 モサイコとはモザイクのことで、寄せ集め、すなわちメドレーのことです。この踊りでは、エル・クカラチャ(3/4)、シェリト・リンド(3/4)、アデリータ(4/4)の3曲がメドレーになっています。ロングウェイズ・フォーメーションの踊りです。

16 ラス・チャパネカス [ Las Chiapanecas ]
 踊り方の例(動画)。
 メキシコ最南部、チャパス地方の踊りで、サンドゥンガという舞曲に合わせたものです。タイトルの意味は、「チャパスの娘たち」です。
 3/4 拍子のカップル・ダンスで、ステップ・ホップ(タップ)・ステップがベースで踊られます。

17 カバリート・ブランコ [ Caballito Blanco ]
 4/4 拍子、ロングウェイズ・フォーメーションの踊りです。意味は、「白い仔馬」です。音楽はポルトガルのファード・ブランキータであり、ファード・ブランキータとしての踊りもあります。カバリート・ブランコという踊りは、デモンストレーション用に創作された踊りで、元々はファード・ブランキータ的に踊られていたのかも知れません。

18 エル・ラスカペターテ [ El Rascapetate ]
 踊り方の例(動画)。
 チャパス地方のカップル・ダンスです。「ござをかきむしること」の意味です。
 音楽は、6/6、 3/4 拍子です。女性は肩にレボソ [ Rebozo ] (ショール)をまとい、踊りの中でレボソが大活躍します。

19 エル・ハラベ・パテーニョ [ El Jarabe Pateno ]
 踊り方の例(動画)。
 ロングウェイズ・フォーメーションの踊りです。
 ハラベとは踊りの種類名のことで、パテーニョはあひるのことです。踊りの中にも女性があひるの真似をして踊る場面が出てきます。音楽は、6/8、 3/4 拍子です。

20 エル・ハラベ・タパティオ [ El Jarabe Tapatio ]
 踊り方の例(動画)、(動画2)、(動画3)。
 メキシコ中央部のハリスコのカップル・ダンスです。タパティオは地名であり、ハラベは踊りの種類名です。音楽は、パート毎に6/8、 3/4、 2/4拍子という風に変化しますので、音楽をよく聴いてからレッスンに入った方がいいでしょう。
 この踊りは、陽気なメキシコ青年と恥ずかしがり屋の中国系の娘による求愛ダンスです。ですので、他のメキシコの踊りの様に、女性はスカートを振り回さないのだと聞きました。途中で男性がソンブレロを床に投げ、その後はソンブレロの周りで踊り、もし娘がOKであれば娘がソンブレロを拾い、エンディングではソンブレロで顔を隠してキスをしてもよいとのことです。