CD-05
マケドニア-1
Macedonia-1



01 デド・ミリ・デド [ Dedo Mili Dedo ]
 2/4 拍子、Wポジションのオープン・サークルの踊りです。
 「おじいちゃんよ、おじいちゃん」の意味で、おじいちゃんとおばあちゃんの恋の歌です。
 すごくノリがいい踊りであり、音楽のテンポもいいので、多くの方に愛されている踊りです。パーティーでもよくかかりますね。

02 ベラシチコ・オロ [ Belasicko Oro ]
 踊り方の例(動画)。
 ストルミッツァ地方の踊りです。リズムは 2/4 拍子で、4つのパートで構成されています。第一パート、第三パートは、Vポジション、第二パート、第四パートはWポジションで踊ります。

03 チガンスコ・ポヴラテノ [ Cigansko Povrateno ]
 スコピエ地方のロマの踊りです。チガンスコとはロマのことで、ポヴラテノとは、右へ行って帰ってくるところから名がついたそうです
 2/4 拍子、Wポジションのライン・ダンスです。

04 チイェ・エ・オナ・モメ [ Cije e Ona Mome ]
 7/8 拍子のWポジションのオープン・サークルの踊りです。ビトラ、シュティプなどで踊られているそうです。

05 デヴァルスカ・スヴァドバ [ Debarska Svadba ]
 デバル地区の結婚式の歌です。
 デバル地区のあるガリチニク地方は、土地が石山で農業に不向きなため、多くの男性は出稼ぎに出ています。そのため、結婚式を年に2度合同で行っており、村をあげて祝います。

06 レシィ・カペタン [ Lesi Kapetan ]
 英雄レシィ将軍の讃歌。本来はコソヴォの民謡です。
 7/8 拍子 ( 3+2+2 ) = ( SQQ ) 、Wポジションのオープン・サークルの踊りです。
 ゆっくりとしたレシィという踊りもありますが、ここでは、少し速いアレンジで歌のあるレシィ・カペタンを選びました。ゆっくりの方がアタナス氏紹介の本家的な踊りであり、レシィ・カペタンはレシィの振り付けを音楽に合わせて構成しなおしたそうです。と言っても、間奏の踊りが入っただけの様ですが。

07 ヴァシリッツェ [ Vasilice ]
 7/8 拍子 ( 3+2+2 ) = ( SQQ ) 、Wポジションのオープン・サークルの踊りです。
 マケドニアの新年のお祭りの踊り。

08 イマテ・リ・ヴィノ [ Imate Li Vino ]
 音楽(音楽)。
 7/8 拍子 ( 3+2+2 ) = ( SQQ ) 、Wポジションのオープン・サークルの踊りです。
 「ワインをください」の意味です。

09 アヌシェ [ Anuse ]
 女性の名前です。11/16 拍子 = ( 3+2+2+2+2 ) = ( SQQQQ ) 、Wポジションのオープン・サークルで踊ります。

10 ルメライ [ Rumelaj ]
 ロマの踊りで、日連でも紹介されています。

11 マレシェヴカ [ Malesevka ]

12 チェトヴォルカ [ Cetvorka ]

13 スコプスコ・チガンスコ [ Skopsko Cigansko ]
 スコピエ地方のロマ(ジプシー)の踊り。2/4 拍子、Wポジションのライン・ダンス。または、オープン・サークルの踊り。チョチェクの踊りが基本になっている楽しい踊りです。
 チョチェクとは、マケドニアのロマ達の踊りで、基本的には、円内を向き、右足を右横へ (Ct.1)、左足を右足の後ろへ (ct.2)、小さく右足を右へ (ct.3)、ほとんどその場に左足をステップ (ct.4)、右足を小さく右へ (ct.&)、左足を右足の前に交差してステップ (ct.5)、右足を小さく右へ (ct.6)、左足にステップ・バック (ct.&)、というわずか6呼間の踊りをずっと続けます。バルカン・ベーシックの変形した踊り方ですが、最初はリズムにのれない方も多いようです。ロマの結婚式などでは、大人気の踊りです(動画)(動画2)(動画3)。動画2では、バルカン・ベーシックで踊っているグループもありますね。

14 ヴァルダルスカ・パイドゥースカ [ Vardarska Pajduska ]
 5拍子系( 2+3 )で、跛行的に踊ります。パイドゥーシュコを直訳すると「酔っぱらい」です。
 パイドゥーシュコは、セルビア、ルーマニアと近いブルガリア西部のモンタナ地方ミジア [Mizia] から起こり、ブルガリア全土、マケドニア、ギリシャ、トルコなどで踊られる様になった最もポピュラーなダンスの1つです。本来は、男性舞踊でしたが、現在では、女性も踊っています。
 基本ステップは、ホップ・ステップとホップ・ステップ・ステップ・ステップです。

15 シュティプスコ [ Stipsko ]
 シュティプ地方の踊り。2/4 拍子、ベルト・ホールドのライン。

16 ソボルスコ [ Soborsko ]

17 チュチュク [ Cucuk ]
 踊り方の例(動画)。
 スコピエ地方の踊り。 9/16 拍子。男性はTポジション、女性はWポジションになり、それぞれのラインで踊ります。男性は深いスクワットやするどいターン、リープがあって見せ場が多いので、体力に自信のある方はチャレンジされてみてください。

18 コパチカ [ Kopacka ]
 踊り方の例(動画)・・1分30秒あたりから。
 Dimna Juda mamo(4/4)〜Dervisko Visko mome(2/4) のメドレー曲です。ベルト・ホールドのラインで踊ります。
 私がフォークダンスを始めて2〜3年後の頃、アタナス氏の講習会でアタナス氏と房枝さんがコパチカをデモして下さいました。すごく恰好のいい踊りだなと感動しました。
 踊りは、穴掘りの模様を表しているといいます。タイトルのコパチカには、「クワ」の意味があります。

19 レカンスコ [ Rekansko ]
 地方名から。アタナス氏の踊りの中では、特に人気のある踊りの一つです。
 前奏のズルナのところでは自由に歩き回りながら、掛け声をかけ、踊る仲間を集めます。踊りが始まったらWポジションになります。リズムは非常に複雑で、7拍子と11拍子が交ざった超変則拍子です。余程音楽を聴きこまなければ、このリズムを体得することはできません。しかし、時間をかけ、マスターできた時の喜びは恍惚です。アタナス・ベストに入る理由もそこにあるのでしょう。

20 オフリドスコ・オロ [ Ohridsko Oro ]
 地方名から。アタナス氏の踊りの中では、特に人気のある踊りの一つです。
 11/16 拍子(3+2+2+2+2)、Wポジションのオープン・サークルの踊りです。3パートの踊りですが、3パート目で男性の出番となります。円内に入り、雄々しくスクワットとターンをするのです。これを決めたら格好いいですので、若い男性はぜひチャレンジされて下さい。